怒りをぶちまけてしまった。。。
怒りをうまくコントロールできない。。。
何事も穏便に済ませたい。。。
このようなあなたは、
怒りをあらわにすることを
いけないことだと思っていませんか?
そうではありません。
怒ってもいいんです。
なぜなら、怒りは、自分を守るために
必要なものでもあるからです。
ただ、大切なのは、
怒りっぱなしにしないことです。
それは、どういうことなのか?
。。。
まずは、あなたの怒りの中味が
どんなものなのか?を探る必要があります。
怒りの感情というのは、
お分かりのように、
とても強いエネルギーですよね。
そうなる手前には、
あなたが何かに対して、
我慢してきた気持ちや、
自分にも人にも気に留めて
もらえなかった感情があり、
それが積もりに積もって
「怒り」となります。
ですから、その中味を確認して、
そちらの感情や気持ちをしっかりと
受け止める必要があります。
そこには、あなたが過去、
自分について誤って思い込んだ認識や、
自分の中に取り込んだ、誰かの価値観を
基準にした自分についての評価などが、
必要以上に反応し、そういった感情を
生んでいる可能性もあります。
そのような深い部分は、
カウンセラーと一緒にやっていく必要が
ありますが、
まずは、あなた自身でできることとして、
怒りの手前にあった気持ち、
不満に思っていたこと
を取り出してみてください。
そうすると、
今後、あなたがどんな対策をとればいいのか?
がわかります。
それは、
自分で調整できることなのか?
環境に問題があるのか?
その辺の見極めもできていきます。
次に、周りへの対処です。
これは、あなたの気持ちの把握が
できてからで大丈夫です。
周りの目も気になり、
早く何とかしなくちゃと思いがちですが、
逆に少し時間をおいて、自分も周りも
冷静になる時間を設けるくらいが
ちょうどいいのです。
気持ちが把握でき、
心身の疲労が少し回復してきたら、
なぜ、あなたが怒ったのか?
あなたが伝えたかったことは何なのか?
何を分かって欲しかったのか?
そこを伝えていきましょう。
もし、相手にあなたの伝えたことが
理解してもらえなかったとしても、
ここでは、あなたが自分から気持ちや考えを
外に出すこと自体が重要になります。
相手にわかってもらうことを
期待するよりも
自分が精一杯、自分の気持ちを
声に出していってみることです。
今までにやってこなかった
ことなのだから、はじめから
うまくいくはずがありません。
それでいいのです。
チャレンジ、そして練習です。
そして、これからも
怒ってしまうことが
あるかもしれません。
だとしても次はもっと
対処がスムーズにできるでしょう。
いずれにしても、
怒ってしまったときには、
自分が悪い、ダメと
安易に責めるのではなく
自分はなぜ怒ったのか?
相手や周りの環境にも問題はなかったか?
など、解決に向けて思考を使い、
成長に繋げていってくださいね。