何かあると自分はダメだと思う…
些細なことが気になり、くよくよ考える…
理不尽なことがあっても言い出せない…
仕事の現場では特に、
このような状態に
なることが多いですよね。
そんな状況の中で、
なんのこれしき!と、
弱い自分を奮い立たせたり
自己啓発の本やセミナーで
自分に鞭を打ったりしている
そんなあなたもいるかもしれません。
社会で生きるには、時に、
そういうことも必要になりますよね。
ただ、それは本当の意味で
心を強くする行為ではありません。
逆に、それが続いてしまうと、
ある時心がポッキリ折れて、
適応障害やうつ病、
パニック障害など、
心身に支障をきたしてしまう
可能性があります。
それでは、心を強くするには、
どうしたらいいのでしょう?
まずは、「心を強くする」の意味を
あなたがどう捉えているか?
そこを考えてみてください。
大抵の人は、「強い心」とは、
弱い気持ちに決してならない
恐い人や出来事にも動じない
常にプラス思考でいてガンガン前に進める
などのように考えています。
確かに、強そうですが、
これは感情をもった人間には、
あり得ない状態です。
なので、そこを自覚し、
「強い心」についての認識を
実現可能なものに捉え直していきましょう。
あなたが本当に心を強くしたいのなら、
心は揺れ動くことを理解し、
どんな気持ちになったとしても、
自分をしっかりと見れるようにすることです。
とは言え、それができないから
鋼のような心を目指して
違う努力をしてしまうのですよね。
でもそれは、できないのではなく
方法を知らないだけなのです。
それに加え、心の仕組みや感情について、
最低限の知識を入れ、実践を重ねれば
本当の強さである「しなやかな心」が
育っていきます。
この理不尽なことの多い
社会を生き抜くためには、
「しなやかな心」が必要です。
社会のせい、誰かのせいにして
誰もわかってくれないと
心を頑なに閉ざしてしてしまわずに、
理不尽に負けないような
鋼の心になろうと違う努力で
エネルギーを使ってしまわずに、
「しなやかな心」を手に入れて、
あなた本来の力を取り戻し、
自分の人生を生き抜いていって
欲しいと思います。