感情的になることが多い。。。
感情にまかせて言いたいことを言ってしまう。。。
人にすぐ反応してしまう。。。
このようなあなたは、
感情を露わにすることが多いけれども、
(主に怒り)
意外と自分の感じていることがわかりません。
また、
人にそうさせられている感が強く
原因はいつも人にあると考えがちです。
だから、
感情的になっている時、
当人は、自分は正当であると思っているため
自分がそれほど怒っている感覚もないし、
周りが怖がっているとも思っていないし、
自分の言葉で人が傷ついている
とも思っていないのです。
これは、けっこう危険です。
この時、当人は
自分の感情の中にいるので、
自分の感じていることが把握できていない状態です。
感情との距離が近すぎなのです。
例えば、
本を読むにしても、
本が顔にピッタリくっついていたら
読めませんよね。
これと同じ状態です。
本を読む、字を認識するには、
本との間に少し距離が必要になります。
これと同じ感覚で、
感情的な行動に振り回されないためには、
感情と少し距離を取ることが
必要になります。
そうすることで、
自分の感情が認識でき、
表面的な感情はもちろんのこと、
その感情の奥にある、
本当の気持ちにも
気づいていくことができます。
感情的になりそうになったときに、
感情と距離を取る方法として
よく言われるのが、
数を数えるというのがありますね。
これも有効だと思います。
ただ、
人間の感情は、とても強く、
それが怒りなら尚更です。
感情的になっているときは、
難しいかもしれません。
ですから、
心についての基礎知識と仕組みを
理解しておく必要があります。
感情とは何か?
感情と距離を取るとはどういうことなのか?
なぜ、それをするのか?
仕組みはどうなっているのか?
それを活かすにはどのようにしたらいいのか?
それらをまず、頭で理解し、
日常で実践していきましょう。
感情的になるあなたは、
感情との距離が近すぎるために、
感情を捉えることができないだけで、
本当は、いろいろなことを
感じとる力があるのです。
あなたが、自分に意識を向け、
自分の本当の気持ちを
感じとり始めた時に、
あなたの感情的な部分が
いい方向に活かされていくことでしょう。