アダルトチルドレンを克服するにあたって、
過去を振り返る作業があります。
その際、生きづらさがありながらも、
私は、アダルトチルドレンが
育つような家庭環境ではなく、
幸せな家庭だったという人も多くいます。
アダルトチルドレン自体は、
病気ではありませんし、
厳密な決め事もありませんので、
そこにこだわる必要もありません。
ただ、あなたの生きづらさは、
これまでの人生のどこかで身に付いた、
考え方や行動のくせにによるものなので、
「なぜ、私はこうなってしまうのか?」
という、問いに対しての答えを
ある程度見つけるために、
育った環境や、
関わった人達を振り返ることが必要になります。
その中で、家庭円満でも、
「しつけ」として、
親が言い聞かせていたことが、
生きづらさに繋がっていることがあります。
例えば、
「目上の人(親、先生など)の言うことを聞きなさい」
「人の迷惑にならないように」
「ワガママは言ってはダメよ」
などですね。
これらは、どれも大切なことですが、
いつも受け身になってしまったり、
人に気を遣いすぎたり、
自己表現がうまくできなくなったりなど、
逆に働いてしまうことがあるのです。
これは、
危険で居心地の悪い家庭にいた人よりも、
原因としては、わかりずらいと思います。
また、
上記のような声をかけられてきたあなたは、
アダルトチルドレンの役割で
常に「いい子」として過ごしてきたので、
親や育った家庭に対して
否定的な感情をもつことを許しません。
私が、そうでした。
アダルトチルドレンであることを認めたら、
親を否定してしまうような気がするし、
自分の家庭に問題があったなんて
認めたくないんですね。
ただ、今あなたに、生きづらさがあるのは事実なのです。
家庭環境や、
親を始め周りの人との関係を振り返ることは、
あなたがこれから楽になって
毎日を送るために、
良くも悪くも、
あなたを知るための重要な過程になります。
前に進むためにも、
ここで過去の古いものを手放し、
本当に必要なものを見極め、
活かし方を考えていく大事な作業なのです。
もう、過去に足を取られないように、
ここで過去を確認し、
捉え直すことが、
これからのあなたの可能性を引き出す鍵となるのです。
つい人の言うことを聞いてしまう。。。
人の顔色を伺ってしまう。。。
自分の思いや意見を言うのはワガママに感じる。。。